千歳飴の売出しは、1615年(元和1)に大坂の平野甚左衛門が江戸に出て商った説と、元禄(げんろく)・宝永(ほうえい)年間(1688〜1711)江戸・浅草の飴売り七兵衛が売った千年飴を始まりとする説があります。 子供の福を祈る心から縦長の袋には鶴亀など、長寿を現す動物が 描かれており、また古来“福”を分けるという意味から、子供に食べ させると内祝いとして同時に親類・近所などに分け、子供の住む世 界や人々をを幸せに導くという親心があったようです。